1. メンタルを試される「ねじれ」の正体
今、CDEのホルダーにとって、これほどもどかしい局面はないでしょう。銀の価格は1オンス80〜90ドル台という高値圏にいるのに、肝心のCDEの株価は20ドル付近で足踏みを続けています。
「銀がこれだけ高いのになぜ株価は上がらないのか?」という声も聞こえますが、私は1株も手放すつもりはありません。むしろ、資産の1/10というマイルールを守りながら、淡々と積み増しています。目先のノイズの裏にある「原油」と「銀の需給」の構造を見れば、焦る必要はないと考えているからです。
2. 原油コストという重石はいずれ軽くなる
CDEの株価が抑えられている主な要因は、原油高による採掘コストの増加です。重機を動かす燃料代が利益を圧迫するという懸念が、市場の重しになっています。
しかし、これは一時的なものだと見ています。現在、地政学リスクで原油価格には上乗せがありますが、アメリカは今年後半にかけて増産を計画しています。紛争などが落ち着きを見せれば、供給過剰によって価格は落ち着くはずです。
「売上(銀)は高いまま、コスト(原油)だけが下がる」。このタイミングこそが、CDEの利益率が改善し、株価が見直される真のきっかけになると確信しています。
3. 景気に左右されない「産業用銀」の需要
もう一つの強みは、銀の需要構造の変化です。今の銀需要を支えているのは、宝飾品ではなく「AI」と「脱炭素」という、止めることのできない巨大な流れです。
- AIサーバー: 普及が進むAI半導体の接点には、銀が不可欠。
- 太陽光パネル: 世界中で設置が進むパネルの電極には、大量の銀が使われます。
これらの産業用需要は、多少の景気後退で止まるものではありません。不況時こそ、各国はインフラ投資としてこれらを加速させます。「一度使ったら消費される銀」の在庫不足は、構造的な問題として今後も続くでしょう。
4. 合併後の新生CDEが持つ現金製造能力
さらに、5月までに完了する「ニュー・ゴールド」との合併という大きなイベントが控えています。統合後の新生CDEは、北米最大級の貴金属プロデューサーとして、圧倒的なキャッシュフローを生み出すことになります。
直近の決算数値に一喜一憂する時期はもう過ぎました。銀価格がこれだけの水準にある以上、彼らが手にする現金は、現在の時価総額に対して明らかに割安なレベルに達しています。
まとめ:2年後の「収穫」を信じて待つ
私の戦略は一貫しています。
- 資産の1/10を上限に、一気に資金を入れない。
- 毎月の積立で取得単価を安定させる。
- 1〜2年スパンで、しっかりとしたリターンを狙う。
今の株価の揺れは、あくまで一時的なもの。自分の「トレードストーリー」が崩れていない以上、私は自分の読みを信じてホールドを貫きます。


コメント