中国経済の減速と「悪あがき」シナリオ。それを逆手に取る、業績堅調な3つの日本株

トレード方針

最近、ニュースを見てもX(旧Twitter)を見ても、「いよいよ中国経済が本格的に厳しいんじゃないか?」という話題が増えてきましたよね。不動産バブルの後始末、デフレ懸念、若者の失業率……。

かつて私は、鉄価格が上昇したのを確認して「東邦亜鉛」を調べていました。「2倍になりそうだな」と思っていたのですが、タイミングが合わず結局買えずじまいで、指をくわえて見ていることしかできませんでした(笑)。

あの時の反省も踏まえつつ、今回はもう少し踏み込んで、「もし中国経済が本当に立ち行かなくなった時、あの巨大国家はどう動くか?」というシナリオを考えてみたいと思います。

そこから見えてくるのは、単なる経済崩壊ではなく、生き残りをかけた「なりふり構わない行動(悪あがき)」というシナリオ。そして、そんなドロドロとした展開の中でこそ輝く、日本の「孤高の銘柄」たちです。

今回は、思考の整理も兼ねて、注目している3つの銘柄と、それを「いつ買うべきか」という戦略についてシェアします。

中国の「悪あがき」シナリオとは?

経済が傾いた時、国が何をするか。これまでの歴史や今の中国の動きを見ていると、きれいな軟着陸(ソフトランディング)よりも、なりふり構わない「自国優先」の動きに出る可能性が高いと見ています。

具体的には以下の2点です。

  1. 「食料の要塞化」 経済がどうであれ、人は食べなければ生きていけません。国民の不満を逸らすためにも、「食料(とそれを育てる肥料原料)」を海外に出さず、徹底的に自国で囲い込む可能性があります。
  2. 「資源の武器化」 欧米や日本に対する外交的な交渉カードとして、レアアースや重要鉱物の輸出を止める。「自分たちが苦しいなら、相手も道連れにしてやる」という、ある種の「嫌がらせ」とも取れる戦略です。

このシナリオが現実になった時、代わりが効かない技術を持ち、恩恵を受ける可能性がある日本企業があります。

狙いを定めた3銘柄

以前注目していた東邦亜鉛は、市況に大きく左右される「シクリカル(景気敏感)銘柄」の色が強い企業でした。

しかし、今回ピックアップした3社は少し毛色が違います。しっかりと「業績という裏付け」があり、技術的な「堀(Moat)」を持っている企業です。

1. 日産化学 (4021)

「肥料・農薬」の分野で非常に強い競争力を持つ銘柄です。

もし中国が肥料原料(リンなど)の輸出を止めたら、世界中で争奪戦になります。そんな時、日産化学のような高機能な農薬・肥料を作れるメーカーは、農家にとって文字通り命綱になります。

ここは化学メーカーとは思えないほど高い営業利益率を誇り、財務も優秀です。単なる資源株ではなく「高収益体質」なのが推しポイントです。

2. DOWAホールディングス (5714)

いわゆる「都市鉱山」のリサイクル事業で有名な企業です。

中国が「レアアースを渡さない!」と姿勢を硬化させればさせるほど、日本国内の廃棄基板から金やレアメタルなどを効率よく取り出せる、この会社の技術的価値が相対的に高まります。

資源がないなら、ゴミから掘り出せばいい。中国の資源外交に対する、強力な対抗手段を持っています。

3. 信越化学工業 (4063)

説明不要の化学セクターの王者ですが、半導体シリコンウエハーだけでなく、実は「レアアース磁石」の分野でも世界トップクラスです。

EVなどに不可欠な高性能磁石において、中国に過度に依存しない供給網と技術力を持っています。「高くても信越から買うしかない」と思わせる圧倒的なブランド力は、インフレ時代においても強力な武器になります。

でも今は……「待ち」の一手

「なるほど、じゃあ週明けにすぐ買おう!」 ……とは、残念ながらなりません。ここが投資の難しいところです。

正直に言うと、今この3銘柄はどれも株価水準が高いです。

みんな考えることは同じなのか、あるいはAIが先回りしているのか、株価はすでに「高値圏」にあります。特にDOWAなどは、期待が先行しすぎて指標面で割高感が否めません。

今飛びつくと、いわゆる「高値掴み」をしてしまうリスクがあります。

投資戦略:暴落を虎視眈々と狙う

私の戦略はこうです。

  1. 監視リストに入れて、日々の値動きをチェックする。
  2. 中国発のバッドニュース(大手不動産のデフォルトなど)で、市場全体がパニック売りされるのを待つ。
  3. 「えっ、この優良企業までこんなに売られるの?」という理不尽な暴落が起きた瞬間に拾う。

東邦亜鉛の時とは違い、これら3社は「業績」がしっかりついてきている会社です。一時的に市場のパニックで株価が下がっても、会社自体の価値がなくなるわけではありません。

むしろ、暴落局面こそが、普段は高くて手が出しづらい「王者の株」をバーゲン価格で仕入れる千載一遇のチャンスになります。

普段は「1000万はガチホ、100万で遊ぶ」というスタイルですが、この3銘柄に関しては、タイミングさえ間違わなければ「将来のガチホ枠」に昇格できるポテンシャルを秘めています。

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