昨日のブログでは、インフレ継続を前提とした「2026年の投資戦略」として、フワフワした期待ではなく、「電力」「インフラ」「製造業」といった、地に足のついた実物経済に関わるセクターの必然性について熱く語りました。
一夜明けて、今日の大発会(1月5日)。 頭で考えた戦略が、実際の相場で通用したのか?
早速、本日の市場動向を分析して「答え合わせ」を行いました。市場は初日から、非常に明確な「回答」を示してくれました。
今日の答え合わせ:資金が向かった「3つの巨大な潮流」
ランキング全体を眺めて痛感したのは、小型の仕手株が散発的に跳ねたのではなく、「国策」や「世界的な構造需要」を背景にした大型・中型株に、機関投資家レベルの重たい資金が入っているということです。
具体的に、どのような銘柄に資金が集中したのか。 本日(2026年1月5日)の東証全体の「値上がり率ランキング」から、特に強いトレンドを示したセクターと主要銘柄を抜粋しました。これが今日の相場の「現実」です。
【1月5日 値上がり率ランキング抜粋】
1. 防衛・宇宙・重厚長大(最も強いトレンド)
今日、最も強烈なインパクトを残したのがこのセクターです。三菱重工・川崎重工・IHIの「重工3社」が揃ってランクインしました。これら超大型株が足並み揃えて動くのは、個人の買いだけでは不可能です。海外勢を含めた大口資金が「国策(防衛費増額や宇宙開発)は買いだ」と判断し、巨額の資金を投じてきた明確なシグナルです。
- 29位 IHI (7013)
- 35位 三菱重工業 (7011)
- 45位 川崎重工業 (7012)
- 2位 AeroEdge (7409):航空機エンジン部品(チタンアルミブレード)。
- 40位 東京計器 (7721):防衛関連の計器類。
- 37位 シンフォニアテクノロジー (6507):航空宇宙・大型搬送。
2. 半導体・製造装置(主力大型株への還流)
AIブームのど真ん中、半導体セクターも引き続き強力です。アドバンテストやKOKUSAIなどの主力級製造装置メーカーに加え、関連部材メーカーなども強く、セクター全体への買い戻しや強気が見られます。AI需要は一過性ではない、という市場の強い意志を感じます。
- 47位 アドバンテスト (6857):半導体テスタ世界首位。
- 38位 KOKUSAI ELECTRIC (6525):成膜装置。
- 25位 日本マイクロニクス (6871):プローブカード(検査器具)。
- 32位 キオクシアHD (285A):NANDフラッシュメモリ。
- 50位 ローツェ (6323):ウエハ搬送装置。
3. 電力・エネルギー・インフラ(仮説通りの動き)
昨日の記事で私が「AIのボトルネックになる」として強く推していた電力・インフラ関連も、期待通り強く動きました。「AIが普及するなら、まず電気とインフラが必要だ」という、地に足のついた連想が市場で働いている証拠でしょう。
- 27位 東京電力HD (9501)
- 15位 千代田化工建設 (6366):LNG・水素プラント。
- 3位 パワーエックス (485A):蓄電池・EVチャージャー。
検証結果と今後のアクション
このランキングデータが示す事実は明白です。
インフレ時代、そして地政学リスクが高まる時代において、市場は「重たくて、リアルな産業(重工、電力、半導体インフラ)」を選好しているということです。
昨日の記事で強調した「電力・インフラ」への資金流入が確認できたことは大きな自信になりました。また、すでに株価が高い位置にある「防衛・重工」セクターにも、それを無視できるほどの強烈な資金が入ってきているという事実も、重く受け止める必要があります。
結論:焦らず、監視リストを信じる
たった1日の動きで全てが決まるわけではありません。しかし、初日にこれだけ明確な「資金の偏り」が見えたことは大きな収穫です。
重要なのは、今日上がった銘柄を明日慌てて飛びつき買いすることではありません。 「やはり、この重厚なセクターに資金が来ているんだな」という事実を確認し、昨日作成したTradingViewの監視リストへの信頼を深めることです。
私たちの戦略は、徹底した「後出しジャンケン」です。 今日強く動いたこれらのセクターが、明日以降も「出来高」を伴ってトレンドを継続するか。それを冷静に見極めてからエントリーしても、十分に間に合います。
2026年、相場の方向性は初日からはっきりと示されました。 明日からも、この強力な事実を羅針盤に、淡々とチャンスを狙っていきましょう。


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