「利上げ=円高」の定説はもう古い?スタグフレーションの懸念と、2026年日本株の「意外な買い時」について考える

トレード方針

最近の経済ニュースを見ていて不思議に思いませんか?

「日銀が利上げをしたのに、なぜ円安が止まらないのだろう?」と。

正直なところ、私自身も最近までかなり警戒していました。スーパーに行けば食料品の値上がりは実感するものの、それ以外の物価はまだ上がりきっていない印象があります。そんな中で日銀が利上げに踏み切ったわけです。

これでは、景気は良くならないのに物価だけが上がってしまう最悪のパターン、「スタグフレーション」に突入してしまうのではないか?という先入観を強く持っていました。

しかし、気になってAIでディープサーチをかけ、2026年の展望を深掘りしてみたところ…私の思い込みは、良い意味で裏切られることになりました。

AIの分析によると、「スタグフレーションの可能性もゼロではない(20%程度)が、それよりも給与ベースも上昇し、まともなインフレ経済になる確率の方が高い(60%程度)」という結果が出たのです。

これには少し驚きましたが、論理的な説明を聞いて非常に納得がいきました。

今日は、私が感じたこの「ギャップ」と、それを踏まえて「今、市場ではどのような投資戦略が有効と考えられているのか」という点についてシェアしたいと思います。来年に向けた資産運用のヒントになれば幸いです。


1. なぜ「利上げ」したのに円安が止まらないのか?

まず、ここが最大の疑問でした。経済の教科書通りであれば「金利が上がれば、その国の通貨は買われる(円高になる)」はずです。

しかし実際は、利上げ後も円安傾向が続いています。調べてみると、そこには根深い構造的な理由がありました。

  1. 実質金利はまだマイナスである 名目上の政策金利は引き上げられましたが、それ以上に物価上昇率が高いため、実質的な金利(名目金利-インフレ率)は依然としてマイナス圏にあります。つまり、「円を持っていると購買力が目減りする」状態は変わっていないのです。
  2. 構造的な「デジタル赤字」の存在 これは現代特有の問題です。私たちがAmazonやGoogle、Netflixなどの海外サービスを利用するたびに、日本から海外へドルでの支払いが発生します。この「実需の円売り」の規模が非常に大きく、多少の利上げでは円安圧力を相殺しきれないようなのです。

つまり、2026年も基本的には**「円安トレンドは継続しやすい」**前提で考える必要がありそうです。

2. スタグフレーションではなく「良いインフレ」が来る?

私が最も懸念していた「スタグフレーション」の可能性について。

ディープサーチの分析によれば、もちろんリスクはゼロではありません。例えば米国経済が急失速するような事態になれば話は別です。

しかし、メインシナリオとして有力視されているのは、**「賃金上昇を伴うインフレ経済」**への移行です。

  • 深刻な人手不足により、企業は賃上げをせざるを得ない。
  • 賃金コストの上昇が、サービス価格などに適切に転嫁される。
  • それが企業の売上・利益増につながる。

このサイクルが回り始める可能性が高いとのことです。これまでの「デフレマインドで節約」から、「インフレ時代に対応した投資」へ、頭を切り替えなければならない局面にきていると言えそうです。

3. 結論:今、市場が注目する「大企業のバリュー株」

では、「金利が緩やかに上昇し、円安が続き、給料も上がるかもしれない」という状況下で、何が投資対象として魅力的なのでしょうか?

結論から申し上げますと、市場では「大企業のバリュー株」への注目が集まっているようです。

なぜでしょうか?

インフレによってコストが増加し、賃上げ圧力も高まる時代において、最も強いのは**「安定した収益基盤があり、潤沢なキャッシュ(現金)を持つ体力のある企業」**だからです。

具体的には、以下のようなセクターが挙げられます。

  • 円安メリットを享受できる輸出大企業(自動車など): 円安は業績の追い風となります。
  • 銀行株: 金利上昇は、本業である融資の利ざや改善に直結します。
  • 資本効率改善に取り組む企業: 東証の要請を受け、自社株買いや増配に積極的なPBR1倍割れの大企業群。

要するに、インフレと金利上昇という環境変化に耐えうる「強い会社」が再評価されるということです。


個人的な葛藤:割安グロースか、堅実なバリューか

ここまで、論理的な分析に基づいた「バリュー株優位」の話をしてきました。頭では理解しています。

しかし、ここからは個人的な本音です。

実は今、めちゃくちゃ割安な水準まで売り込まれている「グロース株」がいくつもあって、それをどうしても買いたい衝動に駆られています。「さすがに売られすぎだろう、ここから反発したら大きいぞ」というスケベ心が疼くのです。

この「買いたい気持ち」を我慢するのが大変です…。

来年の新NISA枠をどう使うか。 今回の分析通り、インフレに強い「大型のバリュー株」を堅実に買うのが正解なのか。それとも、自分の直感を信じて「安くなっているグロース株」のリバウンドを狙いに行くのか。

年末ギリギリまで、この嬉しい悩みに頭を抱えることになりそうです。

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