中東情勢、特にイランを巡る緊迫化でマーケットは視界不良です。日経平均は頂点から15%調整し、S&P500の長期チャートも下抜けの瀬戸際。正直なところ、ここからどこまで下落するのか、正確な予測を立てるのはプロでも不可能な作業でしょう。
チャートを眺めればさらなる深掘りも想定できますが、長期的な視点で見ればここが踏ん張りどころのサポートラインにも見えます。わからない。それが今の相場の正解なのだと思います。

1. 「恐怖」という名のインジケーター
現在、私は現金比率を約4割強残しています。これだけのキャッシュを抱えていてもなお、今の相場には底知れぬ恐怖を感じます。だが冷静に考えれば、これこそが「買い」のシグナルではないでしょうか。
キャッシュを半分近く持っている自分でさえこれほど怖いのだから、フルインベストメントに近い投資家や、短期リターンを追うプロたちは今まさに阿鼻叫喚の淵にいるはずです。
- みんなが買いづらい場所で買う。
- 自分が今、最もやりたくない(怖い)選択をする。
結局のところ、相場で生き残りリターンを最大化するのは、こうした人間の本能に逆らった行動が取れるかどうかにかかっています。
2. 感情を殺す「1.2M・5%ルール」
「どこまで下がるかわからない」からこそ、私は戦い方を固定することにしました。 具体的には、「日経平均が前回投入時からさらに5%下落するごとに、120万円ずつ追加投入する」という機械的なルールです。かつ、一気に弾を使い切らないよう、「1ヶ月に1回」という時間軸の制約も設けます。今月、もしターゲットが来れば、まずは「第1弾」を執行します。
- イビデン(4062): ターゲットは7,000円。AI半導体の土台を支える「パッケージ基板」の要所として、100株(単元)で仕留めたい。
- AGC(5201): 実体経済の素材を握る銘柄として、今の水準から買い増しを進める。
イラン情勢の沈静化を待っていては、リバウンドの初動は掴めません。自分の決めた「価格」と「時間」だけを信じて、淡々と引き金を引くつもりです。
3. 個人の強み:39歳、労働収入、そして時間
我々個人投資家には、プロにはない最強の武器があります。それは、四半期ごとの成績に追われない「時間の裁量権」です。
インテル(INTC)についても国策としての復活を信じてホールドを続けますが、無理な買い増しはしません。4月以降の「第2弾」の主役としては、自分がより確信を持てる日立製作所のようなインフラ・フィジカルAI銘柄を見据えています。もし個別銘柄の押し目に確信が持てなければ、低コストな「日経半導体ETF(200A)」へ資金をスライドさせるという逃げ道も用意してあります。
結び:景色が変わるまで、ただ待つ
戦略を一度決めたら、あとは相場が自分の土俵に降りてくるのを待つだけです。ホルムズ海峡の封鎖懸念が消え、供給網の不安が払拭されるまで、景色は変わらないかもしれません。
だが、リスクがあるから買わないのでは、リターンも得られない。 最悪を想定し、ルールに従って淡々と資本を配置する。 来週、もしイビデンが7,000円を叩くなら、私は迷わず買い向かいます。恐怖心は、その決断を正当化するための「手数料」だと思えばいい。


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