パワーエックス(485A)、急落から反発も依然含み損。市場急拡大のデータと、運命の決算チェックリスト

パワーエックス

昨日の記事で「盛大に食らった」と報告した主力銘柄、パワーエックス(485A)の続報です。

昨日の今日でどうなることかと思いましたが、地合いの回復もあり、今日は前日比+5%ほど反発して2200円台で引けました。ひとまず、最悪の雰囲気は脱したかなと少しホッとしています。

とはいえ、私の取得単価は2300円付近。まだ含み損生活であることに変わりはありません(笑)。

なぜ、この銘柄に賭け続けるのか

含み損を抱えながらも、なぜ私がこのタイミングでパワーエックスに主力級の資金を投じ続けているのか。

根本にあるのは、個別の企業努力を超えた「セクター全体の爆発的な将来性」への確信です。これを裏付ける強力なデータがつい先日、発表されました。

【市場規模は10倍へ:矢野経済研究所の予測】 2026年1月20日に発表された矢野経済研究所の調査によると、国内の蓄電所ビジネスの市場規模は、相次ぐ蓄電所の運転開始を受けて急速に拡大すると予測されています。

  • 2024年度:450億円
  • 2025年度見込:750億円(前年比約1.7倍)

さらに政府は、2030年度における系統用蓄電池の導入見通しを累計14.1~23.8 GWhとしています。これに基づき、同研究所は2030年度の市場規模を以下のように予測しています。

  • 2030年度予測:約4,240億円(2024年度比で約10倍)

わずか数年で市場が10倍になる。こんなセクターはそうそうありません。まさに国策ど真ん中の成長産業です。

その中でパワーエックスは、「国産メーカー」として独自の垂直統合モデル(高利益率狙い)を掲げ、すでに約400億円規模の受注残(バックログ)を持っています。この巨大な波に乗れる位置にいる数少ない企業だと見ています。

直面する「2つの大きな不安」

しかし、未来が明るいからといって、今の株価がすぐに上がるわけではありません。足元では、市場が懸念する「2つの大きな不安要素」が株価の重石になっています。

  1. 「金がない」という財務リスク: スタートアップ特有の先行投資期で、手元のキャッシュがカツカツです。常に「増資(株式希薄化)」の影がちらつきます。
  2. 「本当に作れるのか」という供給能力: 400億円の受注があっても、納期通りに作れなければ絵に描いた餅です。現状の生産体制で回しきれるのか、というキャパシティへの不安です。

2月の決算が「審判の日」。運命のチェックリスト

現在の株価は、これらのリスクをかなり織り込み、成長期待が剥落した保守的な水準にあると見ています。

市場の評価が「期待」から「不安」に変わった今、次の分岐点は2月中旬の本決算発表です。ここで会社が示す数字が、今後の運命を左右します。

私が設定している「合格ライン」のチェックリストは以下の通りです。

【運命の決算チェックリスト】

① 来期(2026年12月期)売上高ガイダンス

  • 合格ライン:250億〜350億円 (これが出れば、豊富な受注残を順調に消化していく計画だと市場は好感します。)
  • 危険信号:200億円以下 (工事遅延や生産能力不足が疑われ、成長ストーリーが崩れます。)

② 利益率(粗利)の維持

  • 合格ライン:粗利率25%〜30%を維持 (多少外注費がかさんでも、高付加価値モデルが崩れていないことの証明が必要です。)
  • 危険信号:20%切り (利益なき繁忙に陥っている可能性があります。)

③ 「増資」以外の資金調達手段 これは最も重要です。手元資金が足りない中で、既存株主を傷つけない方法で現金を確保できるか。

  • チェックポイント: 「政府補助金の採択」「コミットメントライン(融資枠)の設定」「大型の資本業務提携」といったワードが決算資料に出てくるか。これがあれば、増資懸念が後退し、株価は大きくリバウンドするでしょう。

まとめ

現状は含み損ですが、市場の拡大スピードと、彼らが持つ受注残の価値を考えれば、今の株価は「生みの苦しみ(成長痛)」の範囲内だと思っています。

スタートアップが「死の谷」を越えられるかどうかの瀬戸際。リスクは承知の上で、今はノイズに惑わされず、2月の決算で出てくる「答え」を冷静に待ちたいと思います。

(※投資は自己責任でお願いします。)

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