【失敗談】NISAの甘い罠。高配当株「乾汽船(9308)」でナンピン地獄に落ち、底値で損切りした私の末路(損失−5万円)

投資の失敗談

こんにちは、二刀流投資家のDDです。

普段は「スナイパー投資法」や「ガチホ銘柄分析」など、偉そうに投資戦略を語っていますが、今日は私の投資人生における「恥部」を晒そうと思います。

はい、失敗談です。 それも、多くの個人投資家が陥りがちな「典型的で、痛くて、ちょっと笑える(当人は笑えない)」失敗です。

銘柄は、海運株の乾汽船(9308)。 損失額は約5万円

金額だけ見れば「大したことない」と思うかもしれません。しかし、このトレードには投資の落とし穴が全部詰まっていました。

【第1章】甘い誘惑:NISA × 高配当 × 海運ブーム期待

私が乾汽船を買ったのは、2025年の年始でした。

購入動機は、今思えば非常に安易でした。 「そろそろ海運セクターのブームがまた来るんじゃないか?」という漠然とした期待。そして何より、「高配当」という魅力です。

「配当が良いから、多少株価が下がっても長期で持っていればいいや」 そう考え、私はこの銘柄を「NISA口座(成長投資枠)」で購入しました。

今振り返れば、この「NISAだから非課税で最強」「長期で持てばいい」という思考停止が、私の最大の敗因でした。

私は、企業の業績や将来性を真剣に分析することをサボったのです。 「NISAで買った」という事実だけに満足し、リスクを直視していませんでした。分析をしていないから、株価が下がった時に心を支える「確信」が持てない。これが後々、私の首を絞めることになります。

【第2章】泥沼への入り口:自信満々の「ナンピン買い」

最初の試練はすぐに訪れました。春の決算発表です。

内容が悪く、株価は大きく売られました。 しかし、この時の私はまだ強気でした。「いやいや、さすがに売られすぎだろう。これはチャンスだ!」

私は下がったところで買い増し、つまり「ナンピン」をしました。NISA枠をさらに使い、平均取得単価を下げたことに満足すらしていました。

これが泥沼への入り口だと気づかずに…。

【第3章】心が折れた日:まさかの2連続、そして底値切り

そして運命の夏。次の決算発表がやってきました。

結果は、まさかの「2期連続で悪い決算」。

株価はさらに急落しました。含み損はどんどん膨らんでいきます。ここで、私の分析不足と準備不足が露呈しました。

私は、「いくらで損切りするか」というルールを全く決めていなかったのです。

自分で調べて適正株価を出していれば、「今の株価は安すぎるから耐える」という判断ができたかもしれません。あるいは、「ここまで下がったらストーリー崩壊だから切る」という明確な基準があったはずです。

しかし、私にはそれがありませんでした。 「NISAだから…」という呪文はもう効きません。毎日減っていく資産評価額を見ているうちに、私のメンタルは限界を迎えました。

「もう嫌だ。楽になりたい」

恐怖と絶望という感情だけに支配された私は、ついに耐えきれず、全ての株を成行で投げ売りしました。 ここで、約5万円の損失が確定しました。

【第4章】残酷な結末:売った場所が「大底」だった

本当の地獄はここからでした。

私が「もう無理だ」と投げ売りしたその直後から、まるで私をあざ笑うかのように、乾汽船の株価は反転上昇を始めたのです。

後でチャートを見て愕然としました。 私が売った場所は、完璧なまでの大底だったのです。

もし、あの時投げ売りせずに、あと数ヶ月、今の11月末まで気絶して持ち続けていれば…。 株価は買値付近まで戻り、損失は1万円程度で済んでいました(配当を入れればトントンだったかもしれません)。

私が一番苦しい時に売った株を、誰かが一番美味しいところで拾っていたのです。これが相場の残酷な現実です。

まとめ:この痛みを乗り越えて

  1. NISAという言葉に甘えて、分析をサボり、思考停止していた。
  2. 分析していないから「握力」がなく、ルールもないから「感情」で売買した。
  3. その結果、恐怖に負けて、一番売ってはいけない底値で投げた。

この乾汽船での失敗は、私の心に深い傷跡を残しました。

しかし、この経験があったからこそ、私は学びました。 「NISAだから大丈夫」なんてことは絶対にない。むしろ、NISAで長期保有する銘柄こそ、徹底的に分析し、どんな暴落が来ても信じられる理由が必要なのだと。(それが今のKHネオケムなどのガチホ投資に繋がっています)

私の屍を越えていってください。みなさんは、くれぐれも「NISAの甘い罠」にはまらないように…。

(※本記事は自戒の念を込めた失敗談であり、特定の銘柄を推奨・否定するものではありません。投資は自己責任でお願いします。)

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