今日は、私のポートフォリオの中で今、最も「お荷物」になってしまっている銘柄について、自戒と希望を込めて書き綴ろうと思います。
タイトルにもある通り、SHIFT(3697)です。
正直に告白します。決算後の急落を見て「これはチャンスだ、安すぎる!」と飛びついた結果、現在マイナス20%近い含み損を抱えています。
金額にして約70万円ほどのポジションで小ロットですが、買った直後からひたすら底を掘り続け、一度も浮上することなく沈んでいくチャートを見るのは、精神衛生上あまりよろしくありません(苦笑)。
ただ、不思議と焦りはありません。「失敗した」という感覚よりも、「市場が間違っている(あるいは時間のズレがある)」という感覚の方が強いからです。
なぜ、この暴落の中で私がまだSHIFTを割安だと信じているのか。その根拠を整理しておきます。
1. 暴落の正体は「意図的なしゃがみ込み」
今回のSHIFTの第1四半期決算は、表面上の数字だけを見れば「営業減益(-19.9%)」というネガティブなものでした。これが引き金となり、株価は投げ売り状態になりました。
しかし、中身は単純です。利益が減った主因は、採用費を前年の2.3倍(+約9億円)も使って、エンジニアを爆買いしたからです。
本業が不調だったわけではなく、「稼いだ利益を、全部次の成長(採用)に突っ込んだ」というのが正解です。もし採用費を例年並みに抑えていれば、計算上は余裕で増益でした。
会社は目先の株価よりも将来の規模拡大を選んだ。私はこの「投資のためのしゃがみ込み」を評価して買いましたが、市場はそれを「減益だ!逃げろ!」と解釈した。この認識のズレが、現在のマイナス20%の正体です。
2. 短期視点:ビジネスモデルは極めて単純
どうも市場は難しく考えすぎている気がしますが、SHIFTやベイカレントのような会社のビジネスモデルは至って単純です。
彼らは今、同業他社と同じように「人を増やして成長していく」フェーズにあります。
単純な話、エンジニアやコンサルタントの数が増えれば、トップライン(売上高)は伸びます。さらに、彼らはしっかり価格改定(値上げ)も行っているので、利益だって自然と伸びていくはずです。
だから、我々投資家が短期的(今後1年くらい)に見るべきポイントは、複雑な財務諸表ではなく、もっとシンプルな指標でいいと思っています。
それは、「稼働率」です。
大量採用した人材を遊ばせずに、ちゃんと現場にアサインできているか。ここさえ崩れていなければ、一時的な採用費増による減益なんて誤差の範囲内です。
3. 無視されている「M&A」と「自社株買い」
さらに市場は、以下の2つのビッグニュースをまだ株価に織り込んでいません。
- ニッセイコム買収: これにより、来期以降の売上規模は1,500億円台後半へジャンプアップすることが確定しています。
- 最大100億円の自社株買い: 会社側が「今の株価は安すぎる」と公式にアナウンスし、実弾を用意しています。
「M&Aで成長確定」「自社株買いで下支え」。これだけの材料が揃っていて、今の時価総額は明らかにバーゲンセール水準に見えます。
4. AIに対するリアルな実感(ハルシネーション)
もう一つ、株価の重石になっているのが「生成AIが普及したら、SHIFTのテスト業務やベイカレントのコンサル業務はなくなるのでは?」という懸念です。
これに関して、長期的(5年後、10年後)な未来は正直分かりません。
しかし、短期的には需要は多いと思います。実際に同業のベイカレントも採用費が大きくなっています。
そして、私自身が日々AIツールを使っていて、めちゃくちゃ思うことがあります。
「AI、ハルシネーション(もっともらしい嘘)が多すぎるよね」
AIがコードを書くスピードが上がれば上がるほど、世の中には「動くけど、どこかに嘘やバグが混じっているかもしれないシステム」が溢れかえることになります。
そうなれば、「その品質を最終的に誰が保証するのか(テスト)」という需要は、むしろ爆発的に増えるんじゃないか。私はそう見ています。
AIに仕事を奪われるという短絡的な連想で売られているなら、それもまた「誤解による割安」を生む要因です。
結論:今は「気絶」しておく
とはいえ、マイナス20%は痛いです(笑)。 70万円は、私のポートフォリオでは小さめのポジションでNISA枠なのでなんとか我慢して、ここでの狼狽売りは絶対にしません。
- 採用した人材が稼働し始める
- M&Aの数字が乗ってくる
- 自社株買いが発動する
これらの材料が数字として表れるまで、半年〜1年単位の「我慢比べ」になるでしょう。
幸い、現物での保有ですし、長期目線で入った銘柄です。目先のチャートは見なかったことにして、今は静かに「気絶(放置)」しておこうと思います。
(※投資は自己責任でお願いします。)


コメント